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ある事件のニュースを見て、どうしても言わずにはいられなかった。
だけど誰に話そうにも、長くなるし、明るい話題ではないし、自分自身感情論で支離滅裂になりそうだ。
なので書くことにした。

ハッキリ言ってこのブログのカラーではない。
mixiのほうに書こうかと思ったけど字数制限が鬱陶しかったので途中でやめた。
自分でもどんだけ書く気や・・・って思ったけど、書き出すと止まらない可能性もあるし、こっちに書くことにした。

事件は「光市母子殺害」。
私を知る人ならば、どんな内容を書くか予想がつくかもしれない。

なのでその内容を想像した結果、別に聞きたくないなーという人や数年前に起こった事件についての感想なんて興味もない人は読まないで下さい。お願いします。

また、無理にコメントを残して行こうと思わないでください。
コメントがイヤだって言ってるわけじゃーないんですよ。
コメントしにくい内容になるだろうしねってことで。
いつもなら「コメントがつきました!」ってメールが届くのを楽しみにしてるんですが(笑)、今回ばかりはそういう気持ちすらなれそうにありませんからねー。
あ、でも、私も・俺も何か書きたい!って思う人は是非どうぞ!拒絶してるわけではありませんので・w・;

この事件もう8年目になるんだな、そんな過去のこととは思えません。
初めてTVで被害者の旦那さんが話しているのを見たときの衝撃は不思議な感覚で、今もTVで見かけて話を聞くと、事件から7年半も経った気が全くしないんですよ。

まだ事件の概要も詳しくわかっていない頃、この旦那さんはこんな風に言っていたかと思います。
「どうぞ(犯人を)無罪にしてください。そしたら僕がこの手で殺しに行きます。それが許されないのであれば、正当な裁判が行わなければ意味が無い。残されたものは普通に生きていく人の何倍も努力をしなくては生きていけないのだから」
言い方は違うかもしれませんが、こういったニュアンスでした。

このときの旦那さんの毅然とした態度、語り、憎悪は私にとってかなりの衝撃でした。実際にこんなに堂々と口にする人は今までいなかった気がします。
そしてそれは今でも一つも損なわれることなく見て取れるんです。7年半を経過した今でも。

そしてこの事件を気にするようになり概要を知る。
簡単に言ってしまえば、母子を殺害し、金を盗んだ少年A(当時18歳)の事件である。
だがその工程は人間の所業とは思えないものが明らかになっていく。

水道工事を装った服で近付き、女性を殺害し死姦。泣きながら母親に腹ばいで擦り寄ってきた1歳に満たない赤子を頭から床に叩きつけて殺し、天袋に押し込め、さらに現金を奪って逃げた。

これだけで十分死罪に値すると私は思う。
強姦して殺すのではなく、殺してから強姦するというところに最も嫌悪を覚えた。
それは女性だからということもあるかもしれないが、人間として、死んでなお貶められるのか?という気持ちが強い。

その後どういう入手経路があったのかわからないけど、獄中の加害者が友人にあてた手紙だかメールが見つかる(手書きの文字だった記憶があるので手紙だと思っていたけど、最近メールという記事も読んだ)。

そこには長文の中に見過ごせない文があった。
「無期といっても7年そこそこで出てこれる」
「犬が“カワイイ犬”をやっちゃった・・・これは罪になる?」等々

私にはこの事件がどうしても「責任能力がない人の過失」の犯行だとは思えない。
己の欲求、エゴイズムを満たすためには手段を選ばず、痛みを感じないケダモノ。
明らかに少年法を視野に入れたセリフ、理性の欠片も感じられない自論、遺族でなくとも殺意に近い憎悪・嫌悪を抱いても仕方がない。

地裁で無期判決(求刑は死刑)が出て、極刑意外を望むことがない旦那さんは控訴。
結果、最高裁では「少年といえども、極刑を回避するだけの情状が見つけられない」ということで、地裁に判決を差し戻す。
最高裁で判決を下すのではなく差し戻すことに、どんな意味があるのかは無知な私にはわからないが、死刑の望みが断たれたわけではない。

だがそこに食いついたのが「死刑撤廃論者」だ。
地裁で再開された裁判に現れた加害者側弁護人(少年Aの弁護士、いやもう弁護団だな)は、なんと21人もいたのだ!
それまで殺意を認めてきた少年(もう少年ではないが、こう表記する)は、一転して母子両方ともの殺意を否認。

理由はもうバカバカしくて言葉にならない。
「幼少期に別れた母を思い出し、頭をなでてもらいたかった」
「母親像とは違って抵抗してきたので、押さえつけたらスリーパーホールドが入ってしまった」
「死んだのがわかったので“精子を注入する儀式”で生き返らせようとした」
「子供の首を絞めた紐は“蝶々結び”で、泣く子をあやすつもりで結んだら過って死んだ」
「天袋に入れたのは“ドラえもん”のポケットのように何とかなると思った」

他にも吐き捨てたい陳述は溢れるほどあった。
弁護士に入れ知恵されたのかどうかなんてどうでもいい。
18にもなってこんなことを思うのか?7年半経って、26にもなってこんな陳述を平然とやってのけるのか?
更生の可能性?
こんなヤツに可能性なんて信じられるか?
どうせまたこいつは死刑にならなくて娑婆に出てきたとしても、「こんなつもりじゃなかった」過ちを繰り返して死んでいくだけだ。
その間にどれだけの犠牲がでるのだろう?
加害者の人権を守る?では、殺されてしまった被害者の人権は?残された遺族の人権は?何度となく言われてきたことであるが、こういう言い合いももう不毛ではないか。
殺されてしまった時点ではもう人とはみなされないのだろう、生きる権利を奪われるのだから。
ならば遺産相続のように、相続者(この場合夫や被害者の家族)が加害者を裁く権利を与えられればいいといつも思う。

報復の繰り返しは収束がつかなくなる、戦争のように。
だけど今回のように被害者になんら落ち度がない場合、それだけの権利を遺族が与えられてもいいんじゃないか?
人間は自分の行動に責任を持って生きなくてはいけないんだろ?
法に触れることのないような、ほんの些細な過ちでも、取り返しがつかない責任を負う場合だって山のようにあるじゃないか。
子供だとて、何か罪を犯したら咎められる。
受け止めるだけの責任能力がないと判断されれば、責任を取るのは親だ。
この加害者の親が生きているのか、社会的制裁を既に十分受けているのかは定かではないが、明らかなことは一つ、被害者や遺族には何の責任もなかったってことだ。
殺すつもりなんてなかった。
でも実際に二つもの命を奪った。
だけど僕は死にたくはないんです。
なんてことが通用するほど甘い世の中なのか?
決闘やってたわけじゃないんだぞ!

だがその甘い世の中をどんどん作り出そうとしているバカがいる。
途中ちらっと出てきた「死刑撤廃論者」だ。

橋本徹という弁護士の名前を耳にしたことがある人も多いはずだ。
子沢山で有名な「行列が出来る法律相談所」にも出ている人だが、この人があるTV番組で言った。
「弁護士には誰でもが懲戒請求をすることができる」と。
簡単に言うと、弁護士に相応しくない、不当な言論をしたり、品位にかける言動をする人を、一般市民などが弁護士の権利を剥奪せよと求めることだ。
この橋本弁護士の言葉が発端になったのかどうかはちょっと不明だけど、ネット上でこの請求を少年Aの21人の弁護団へしようという動きが広まった。
実際に署名運動や、弁護士会への懲戒請求の提出など、かなり大掛かりなものへなってきているらしい。
しかし!
この動きが「正当に弁護をし、受ける権利を剥奪しようとするものだ」と弁護団以外の508人にものぼる弁護士が撤廃要求をアピールしてきたというのだ!!
全く・・・どうなってんだ・・・?
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/57939/

誰も権利を剥奪するだなんて言ってないんだよね。

日弁連に向けて脅迫状が送りつけられてきたことが放送されたときは、私は思わず声を大にして怒った。
「あほか!そんなことしたら正当な裁判にならへん可能性でてしまうやん!バカなやり方しやがって・・・」と。
だけど今回のやり方は違うでしょう。合法で正当な手続きを踏んだ上で起こっている世論、感情、手法だ。
どういう経路をたどってのことかはわからないが、残念ながらネット上で旋風を起こした懲戒請求のフォームまでが載せられていた件のwikiは削除されていた。

被害者の旦那さんが「社会の関心を集め死刑存廃の議論をしようとしている。この裁判を死刑廃止のプロパガンダに利用しようとするのであれば許しがたい」と論したが、的確で冷静な発言だと感じる。
※プロパガンダ(政治的な目的を含む、宣伝や広告の意)

果たして懲戒請求したところで、最近後ろ暗い噂でもちきりの日弁連の判断が世論に応えることができるのかは甚だ疑問ではある。

身近に出産したばかりの人や妊娠中の人がいるので、こういう発言もどうかと思うんだけど・・・もうね、滅びればいいんじゃない?人間なんて。
変質者や頭のおかしい殺人者、国は堂々と公的資金を懐に入れ、政治的取引とは名ばかりの圧力、終わることのない戦争、環境破壊、あげればきりがない。
偽善者をきどるつもりもキレイゴトを言うつもりもさらさらない。
でもね、未来を感じられないよ。

バイクのメット入れにわが子をいれてパチンコをし、死んだからといってポリ袋に捨てる親。
育っていく子供の処置に困って、学校の便所で産み落とし水死させる親。
勝手にカップラーメンを食べたといって怒って殴り、虐待死させる親。
27にもなって県外へ働きに行くのを反対されたからといって親を刺し殺す子供。

最近、これが本当に人間と呼べる生物がすることなのか?と思える事件が多すぎてウンザリなんだもう。

人に非ずの所業をする輩には、人に対して制定された法律、基本的人権の尊重を適用しないでいいじゃないか。
賛否両論はあるだろうが、今回の事件には何か特別なものを感じている人が多いんじゃないかな。
裁判員制度の導入が来年度から始まる予定だけど、私は賛成。
弊害が出てくることも十分に考えられるけど、こんな誰がどう考えても失笑するくらいおかしいと思えるコトを「基本的人権の尊重」を盾に、多額の税金を使って殺人者を生かし裁判を長引かせる弁護士や裁判制度の存在を、おかしいと思うんだ。
こうして書くことも自己満足に終わってる何をヤツが偉そうにと、言われることも覚悟の上で、小さな一歩として私も弁護士会及び日弁連に懲戒請求を出す用意をしています。
日常の些細な出来事が幸せに感じられるように・・・。

ずいぶん長々と書いてしまった。やっぱりとまらなかったね。
他の人みたいに簡潔に明瞭に書くことはできなかったけど、勢いに任せて書いてしまったけど、正直にこの事件に対して今感じたことを書きました。
遺族にとって満足のいく結果など、死んだ人が生き返らない限りないと思うけど、実現できる可能性のある最上級の結果になることを祈って。
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同意
私もずーっと気になっている事件です。
署名ならするぞ!ていうか、懲戒請求ができるなんて、知らなかった。
死刑廃止論は、別のところで議論するべきで、この裁判が利用されるのはおかしいと思う。
本来の裁判の目的を外れて、死刑廃止論に利用される被害者遺族の心労を思うだけでも、胃が痛みます。

しかし……拘留中でも入れ知恵できるんやねぇ。
ほんま、憤りを感じます。
ジェリ 2007/06/28(Thu)09:12:33 編集
Re:同意
この事件、追えば追うほど胸クソ悪くなることばかり出てきます。
文中には少年と書いてますが、正確には少年法で死刑にならないとされる18歳未満ではなく、事件当時18歳と1ヵ月だったことが微妙なラインなんだそうな。規定をオーバーしてるなら迷うことないのにね。適用外なんだから。
この加害者の親父のインタビューなどの画像・音声もいくつか出てきたけど、ヒドイよ・・・。
弁護士についても、なかなかどうして有名な人じゃないの。
懲戒請求に関してはまぁ調べればすぐわかることだけど、担当弁護士の名前数人なら現在わかっています。そちらでも請求だされるならメールででも送りますよ。
【2007/06/28 13:48】
無題
この件は我が家でも話題になりました。
なんの非も無い母子に 己の欲求を満たす為の残忍な犯行。
許しがたい行為に 憤りをおぼえます。

更に輪を掛けて腹立たしいのは弁護団。
死刑廃止論者の集団か何か知らんが 犯した罪を正当に受けさせなければ 法律もへったくれも無い!
法の番人がこれでは枕を高くして眠る事も儘ならない。

何よりも被害者の母子と遺族の心中 察するにあまりあります。
ご冥福をお祈り申し上げます。
恐るべし母 2007/06/28(Thu)13:30:19 編集
Re:無題
滅多にこういう記事かかないっつーか初めてかなぁ?
非難を承知で言うけど、住んでる場所の特性上、昔からいわゆる“知恵遅れ”(でひとくくりにはしたくないんだけど)状態な人から、恐くて気持ち悪い目にたくさん会ってきました(ま、知ってるヨネ)。
その度に、私がこの人たちに殺されても、この人たちは罪には問われないのかーって思うと、子供ながらに理不尽な気がして腹がたちました。
自衛手段は近付かないことなんだろうが、防ぎきれないものってあるとおもうんだ。
差別の目で見たいわけじゃないんだけど、一種のトラウマになってるのかもしれない、どうしても電車とかでそういう人が近くにいると鳥肌がたって、場所を移動してしまう。
こんな思いは誰にもして欲しくないなと常々思う。
好きでそういう風に生まれたんじゃないんだろう、だけど、だからってナニをしていいわけではないんじゃないかな。
この加害者も、1万歩譲って今回の陳述どおりだったとしようか。
だけど、はいそーですか、で被害者は納得なんてできないよな。
やり直しがきかない状態に人を陥れておいて、自分だけはやり直せるなんて甘いよ。基本的人権ってそういうつもりで創られたのかな?
何かを変えることが簡単にできる力も考えもないけど、この事件はもう少し詳しく追っていこうと思ってます。
【2007/06/28 14:03】
無題
この事件と、女子高生コンクリ事件だけは
何年経っても忘れることができませんね

胸くそ悪くなるね
らーふら 2007/06/28(Thu)18:37:48 編集
Re:無題
>女子高生コンクリ事件

あぁ・・・これも相当ヒドイ事件だったね・・・。でもこのコメントを見たとき、もう忘れている自分がいたのに気づいた。
今度こそ、忘れないように、二度とこんなヒドイ事件が起こらないように、記事を書きました。そしてできることは限られているけど、小さなナニカをしたいという思いが芽生えた。
今回は事件のみならずイロイロな思惑が絡みすぎてて、そこの部分にも反吐が出るね。
コメントありがとう。
【2007/06/29 14:27】
mixiから来ました。
同意致します。

弁護士の懲戒請求が出来るんですね、勉強になりました。

また、訪問させて頂きます。
ちぴ 2007/06/29(Fri)16:51:47 編集
Re:mixiから来ました。
丁寧にこちらにもコメントありがとうございます。

一応付け加えておきますと、法廷の場所で弁護士団は「死刑撤廃」を口にしたことは今のところまだありません。
被害者・遺族のためだけを考えての「懲戒請求」ではなく、裁判への不当な遅延行為や、弁護士様のお得意の「被告が正当に裁判を受けるための権利」をも妨害する行為につながること、さまざまな角度(まだまだ見てない部分もあるでしょうが)から、私なりに出した結論でございますので、その点お間違えのないようにお願いいたします。
【2007/06/30 01:03】
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