朝から肝を冷やした

朝のラッシュ
混み合う先頭車両なのに、前に詰めない女子
「なんやこいつ」と思いながら前の座席に目をやると
そこにはありえないほどの熟睡をかました巨デブ男子の姿が･･･。

口をポカーンと喉ち○こが見えるまであけ
かけてる黒縁めがねはギャグマンガのように斜めにずれている

ちょっと容姿が似ているので心の中でガリクソンと命名

電車が揺れるたびにガリクソンの肉も揺れる


うん、これは近づきたくない女子の気持ちも分からなくはない


だが、ふと違和感を覚える

あれ？ガリクソン･･･息してる？

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ぽっかりあいた口からはいびきはおろか寝息も聞こえず
胸から腹にかけて呼吸をしている痕跡を
たっぷり３駅分は探し続けたが･･･まったく見あたらない

腰の位置はずれ
足は前方に投げ出し
両手はだらんと垂れ下がっていた

試しに電車の揺れを利用して
ガリクソンの足を踏んでみたがビクともしない

おまけに

なんとガリクソンの胸元からズボンにかけて
吐瀉物と思わしきカスと汚れがこびりついている

女子が近寄りたくなかった理由はコレか･･･と思ったがしかし
いくらなんでも動かなさすぎだろう･･･


まさか…！！！？

おいちょっと待ってよ…ガリクソン…死んでる！？

どうしよう！気持ち悪いけど揺すってみるべき！？
いやでも触れたくない…
バカ！そんなこと言ってる場合か！？

なんて迷っていたそのとき



ゴゴゴゴゴガアアア！！



すさまじいガリクソンのいびきが…


ちょｗｗｗｗｗ生きてたｗｗｗｗｗｗ良かったｗｗｗｗ


いやー…朝からなんともショッキングというか
肝を冷やしたぜガリクソンめ！！

無呼吸症候群にも程がある！

電車の中での熟睡はほどほどにしていただきたいと思ったにゃんでした。