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前回のW子日記で予告を流しました一大ファンタジーラブロマンスサスペンスホラー!
とうとうX-DAYがやってきました!!
緻密な計算と念入りな仕込み、2ヶ月近くかけて今まさに1人の男と女が出会おうとしていた・・・!
このブログにW子さん日記を掲げてから、彼女の数々の武勇伝は皆さんもうご存知のはずですが、その彼女の武勇伝を聞いた上でまさか「会ってもいい」という勇気ある発言をする男性がいるとは、当の本人ですら予想だにしなかったことだろう。
その男性、仮にKさんとしよう。
私は軽いJOKEのつもりで「会う?ねぇ、会う?」と聞く。
するとKさんは「会ってもいいよ?」アッサリ答えた。
運命の歯車はいたずら好きなおせっかいババアの「JOKE」と、怖いもの見たさで返事をしてしまった男の「好奇心」でグルグルと回りだしたのであった・・・。
いつもの昼下がり、前日のKさんからの言葉をW子さんに伝えたところ、肝心のW子さんよりも同僚A/Bのほうが先に反応した。
「んなバカな!!!!!」
そう・・・、これが普通の反応。
それ以外にも
「世の中にはマニアってホントにいるんだー」
「え?にゃんさん本当のこと話してる?」
ひどい言われようだと皆さんお思いでしょお?
ところがどっこい、当の本人からしてこう言う始末。
「なんか怪しいなぁ・・・。その人本当に私に会いたいって言うてるのん?“見たい”の間違いじゃないの?」
ドキッ。意外とするどいな・・・。
そう、KさんはW子さんの奇行の数々を実際見て笑いたいというのが本音だった。
だけど、私はこんなオモロイもん見逃してはイケナイ使命をまっとうしなければいけない!!
誰が本当のことなんて言うもんか。
私はしっかりと「ううん?普段のW子さんの姿をありのまま説明した上で“会ってみたい”って言ってたよ^^」と言いましたよ?
W子さんは半信半疑&自分より随分年下の男の子がまさか・・・?と思いながらも、そんな機会を逃すわけがない!
ただ・・・コンパじゃなくて「宴会」と銘打つことで年下ということを忘れることにしたのだ。
それから何度か日取りを決めようと機会を見計らっていたのだが、肝心のW子さんは例の温泉ツアーへ行った後4日も休むし、思っていたよりも同僚A/Bの食いつきがよく、自分たちも是非若い男に囲まれて壊れていくW子さんが見たい参加したいというので、男性陣の人数あわせに奔走したりしてなかなかヤキモキさせられました。
「W子さんが4日も休むから~、Kさんとの話流れちゃったじゃない」
そんな意地悪を言う度に
「ちょちょちょちょちょちょちょちょ!!なによ!その話そんなに切羽詰ってたの!?なんとかならんかい!?」
と、見事なまでの食いつきを見せるW子さん。
そんな彼女の微妙な心の機微を“掌の上の孫悟空状態”よろしく巧妙に操りながら、誰もがX-DAYを心待ちにしていたのである。
私とKさんは毎日のように「どんなネタを仕込もうか」「プレゼントを買っていくとしたら何がいいか?」「今日のW子さんのコンディションは」等等、念入りな打ち合わせを重ねた。
そして第一の課題は・・・、私たちが無事に会えるかどうか!?(ぇ
そう、私たちはまだ一度も会ったことがない。
MMOという仮想世界で何度も会ったし話したが、実際に会うのは今回が初めてである。
読者の大半はもうKさんの正体がわかっているであろう。
何故なら彼は既に自身のブログにて今回の成り行きを私より先に発表してしまったからである!(呪)
いあ、まぁ面白いからいいんだけどねw
ということで、Kさん側から見たW子さん&宴会の様子が見られるかもしれません。是非どうぞw
そんな無謀な二人が、果たしてW子さんを操ることができるのだろうか!?
不安は残るものの、もうぶっつけ本番で行くしかない。
W子さんのほうは、日程を決めるときに発覚した「某キャッチセールス的郵便局員」とのデートが発覚!
まぁ発覚といってもW子さんが自ら自慢げにのたまった。
「あらぁ、今わたくしにはもう1件デートのお誘いが来ているの ご存知?」
↑得意げ
呼び出されて出かけていったら、バレンタインチョコの購入契約をさせられた彼のことである。
「いよいよこのときがきたか!?」
と、随分気合をいれてらっしゃいました。
それを見つめる私と同僚ABは冷静な判断で言い放つ。
「あぁ・・・どうせまた何か買わされるだけやのに・・・」
「あ、そういえば鍋出るって言うとったやん、鍋セット!」
「あー、それかぁ・・・」
そのセリフを受けたW子さんは、私たちをキッと睨みつけ
「今回はちゃうで!今まで向こうの家の近所でしか会ってくれへんかったけど、都会まで出てくるって言うとったもん!」
私:「おおおおおおお!!すごい前進やんか!!よし、じゃぁもうKさんのことは断わっちゃる!」
W子さん:「ちょちょちょちょちょちょちょ!ちょっと待って、ね?」
私:「・・・どうせ鍋買わされるだけやのに・・・って認める?」
W子さん:「いあいあいあいあ、そこは認められませんけど!け・ど・も!・・・もしそうならチャッチャとサインして帰ってくるからああ!」
3人:「サインするんかい!」
まぁ、こういう風にいつもいぢって遊んでるんですねぃ。
ほんとに予想通りか予想以上の動きをしてくれるので、楽しいわぁ(*・・*)
飲んでいない時のW子さんを操ることほど簡単なことはない。
散々気のないふりをしながらも結局は望みのある男は、何が何でも繋いでおきたいというのが本音だろう。
日取りも決まり、全員が胸をときめかせて(?)ワクワクしながらX-DAYが来るのを待ちわびているのに、W子さんはいやにおとなしい。
理由は同僚Aの突っ込みで発覚したのだが、どうやら意識しすぎて緊張するから敢えて自分からは合コン宴会の話題は避けているというのだ。
ちょwwwwwww思いっきり狙ってんじゃんwwwwwww
発表してしまうと、実はKさんたちとW子さんの歳は、干支をぐるっと1周させるほどの差がある。
「若すぎるよね・・・流石にその年齢の子たちに合コンって気合入れるのは気が引けるわ」
そう口癖のように言っていた彼女だが、きっと自分に言い聞かせていただけだったんだね、ウンウン。
X-DAYの3日前の昼休み、例のキャッチセールスの彼(もうここまで略してもイイヨネ?)とのデートの日がやってきた。
当然W子さんはウッキウキなんだろうなと顔を見てみると、元気がない。どうしたのと聞くと小さな声で
W子さん:「デートだめなった・・・」
私:「あれまぁ、なんでまた?( ̄ー ̄+)」
W子さん:「なんか・・・二人っきりで会うって言ってたのに・・・友達がこられへんようになったから延期でって言われた・・・」
同僚B:「せやからデート違うんちゃうの?って言うたのにー」
同僚A:「ほんまや!それを調子に乗って憎そい言い方でアンタ何て言うたか覚えてる!?
「あらぁ、今わたくしにはもう1件デートのお誘いが来ているの ご存知?」
「あらぁ、今わたくしにはもう1件デートのお誘いが来ているの ご存知?」
「あらぁ、今わたくしにはもう1件デートのお誘いが来ているの ご存知?」
って言うたんやで!」
相変わらず同僚Aの突っ込みは迷いがないというか容赦がないというか・・・聞いていていつも気持ちがいいね!
それに比べて必ず言い訳と否定から始めなければ、話が進まないというW子さん。
W子さん:「そ・・・んなこと・・・言う・・・たかなぁ?」
それでもあまりの凹みように、軽い慰めのつもりで珍しく同僚Bが声をかける。
同僚B:「ま、中止になったもんはしゃーないな」
W子さん:「中止じゃありません!!延期ですからぁ!!」
意地でも何かを認めたくないんだね・・・。
同僚Bは「人がせっかく・・・」と言いながら怒っていましたよw
念願のデートもポシャってしまった今、W子さんに残された楽しみは一つしかない!
いたずらな運命の歯車は、ゆっくりと・・・しかし確実にW子さんをKさんの方へ向かって走らせていった・・・。
後編へ続く・・・。