気まぐれに更新するよん=w=
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後編からのつづき
結論として、金額はともかく争点としている「立退き費用の支払」には争いはない。
ようするに、被告も「立退きに関する費用は払うつもりでいた」ということには間違いないということだ。
ただ、問題はその金額の差をどう埋めるのか。
ここで裁判官が法廷から外れたところで、個別に話を聞きたいという。
つまり
腹を割って話そう!!!ってことらしい
結論として、金額はともかく争点としている「立退き費用の支払」には争いはない。
ようするに、被告も「立退きに関する費用は払うつもりでいた」ということには間違いないということだ。
ただ、問題はその金額の差をどう埋めるのか。
ここで裁判官が法廷から外れたところで、個別に話を聞きたいという。
つまり
腹を割って話そう!!!ってことらしい
これがいわゆる判決前の示談交渉となるのか。
思っていたのとちょっと違ったなぁ・・・司法委員のおじさんも出てこないしw
他の裁判の被告と原告の名前を見ていると「カード・ローン会社」がものすごく目立つ。
借りたもんの返さない人や、昨今話題になっていた「グレーゾーン金利」の裁判なのかもね。
今まで他人の裁判も傍聴してきたんだけど、こういうカード・ローン会社の案件には必ず司法委員のおじさん(時にはおばさん)がついていたんだけどなぁ。
違いはなんなのかしらねぇ?
さてこんなことを考えていたら別室の準備が出来たらしいので、一旦法廷を出て「準備室」なる部屋へまずは私から通された。
裁判官「裁判所は独特の雰囲気あるでしょう」
私「はい、まぁ・・・何度来ても緊張しっぱなしです(←法廷降りた途端大嘘だ)」
裁判官「そうでしょうそうでしょう、ですのでまぁ、こういう法廷とは離れた場所で、落ち着いて本音の部分を伺いたいなという訳ですよ」
私「わかりました」
裁判官「で、どうですか?判決の前に示談で解決という方法は考えておられますか?」
私「はい。当初から一貫してるのは裁判にまでしたくはなかったというのが当方の気持ちですので、判決を待たずして被告と折り合いさえつけば示談でももちろんかまいません」
裁判官「そうですか。で、譲れない最低ラインというものを教えていただけますか?」
私「そうですね・・・実費は当然のことながら譲れません。なぜならこれは私が借金をしている部分です。お金を頂いたからと言って私の懐にはいるわけではなく、支払に充当されるお金です。引越し費用についても被告は大阪市内へ引っ越したから高額だと言ってますが、実質の距離は17kmです。長距離はおろか中距離にも該当しませんので、金額が高すぎるという被告の主張も飲めません」
裁判官「はい、では実費(立退きに関する保証金・日割り家賃・仲介手数料・鍵付け替え・引越し費用等を指す)のみで・・・?」
私「いえいえ、それから入院費用に関しても立証は難しいとは思うんですが、被告のあまりにも不誠実な態度には正直やられましたので、これも加えて下さい」
裁判官「ではこれを合計した金額がxx万となりますが、これで?」
私「いえ、それからえーっとまぁ、削るとすれば慰謝料だと思うんですが・・・」
裁判官「そうですね、目に見えない部分の金額というのは認めにくいものがありますからねぇ」
私「前の裁判官が慰謝料というものを多少は認めざるを得ないということをおっしゃってたんですが、逆にお伺いします」
裁判官「はい?」
私「・・・どのくらいが妥当なんでしょうね?(笑)」
裁判官「・・・・・・・それは判決で(笑)」
私「あははははは やっぱそうですかあははははは」
裁判官「それを言ってしまうと判決に意味がなくなってしまいますから」
やっぱだめかw(←当たり前じゃ)
私「では・・・この慰謝料の中には、この案件に関わってから休むことを余儀なくされた会社日当等も含まれております。精神的にもダメージを受けたことは間違いないので・・・。だけど慰謝料の金額全てが認められるとも思っていませんので、キリのいいところでxx万にしてください」
裁判官「xx万ですね、わかりました。これで被告と話をしてみましょう」
とまぁ私の提示額は損害賠償+慰謝料請求の合計額の65%くらいまでに減らしたのを示談金額とした。
具体的な金額についてはご想像下さい(笑)
廊下でポツンと一人座っている被告を呼び、中へ入るように伝える。
余談だが、こいつらは本当に裁判で争っている二人なのか?って程、普通に「あ、次xxさんですよ」とか「準備室・・・エレベーターで行かないの?」とか穏やかに話していたりする。
私としては話もしたくないのだが、大体被告と原告が帰りしなに同じエレベーターに乗るような出口設計もどうかと思うぞw
簡易裁判だからか!?
他のフロア(それでも民事)だと、一応待合室は別々に用意されていたりする。
こっちは一緒だけどな!!
まぁそれがイヤなので私は喫煙ルームに行ったりして、ギリギリまで入廷しないようにはしてる。
それでも話をしなければいけない時は、穏やかにしゃべってますけどね。一応大人ですから(笑)
本題に戻りますが、私と入れ違い被告が入っていった準備室からはなにやら「xx万!?」って感じの声が聞こえてきた(ソラ耳かもしれんが)。
そして私が入っていた時間に比べたら格段に早く被告が部屋から出てきた。
被告「元の部屋へ戻って下さいって」
私「そうですか」
この早さで私は全てを悟ったぞぅ・・・。
こいつ
示談蹴りやがったな!!!(#`-_ゝ-)
元いた法廷に戻り着席するやいなや、裁判官が発言した。
裁判官「では、判決は5月xx日ということでお願いします」
・・・・・・・・・・・・
やっぱり示談蹴ってたかorz=333
少し説明すると、示談が成立した場合は「訴訟取り消し」という扱いになる。
当然訴訟を取り消すのだから、判決が下されることもない。
違いといえば・・・
・判決が出るまでまた待たなければいけないことはないので、この日で裁判が終わる。
・もう一つは訴訟費用が半分返ってくる。
・そして最後、これはちょっと大きいかな。
控訴されることがないってことだ(爆)
和解だもの当然よねw
こんなところだが、早く終わってくれるのは精神的に楽にはなれるね!
まぁ後1ヶ月ちょっと待たねばいけなくなったわけだが、たぶん・・・たぶんだよ?
過度の期待は禁物だって思ってるんだけど・・・
判決も示談も、金額的には差異はそんなに出ないと思うんだよねぇ。
下がっても-10%という読み。
希望的観測とすれば+10%ってところか。
-10%でも被告が提示した金額よりははるかに超えるので、裁判をした意味はあると思う。
ウマクイケバノハナシダケド・。・;;
X-DAYまで約1ヶ月
私ができることはもうない。
36年間生きてきた全ての知識と話術をもってこの裁判に臨んだ。
あとは神(裁判官)のみぞ知る、だ!
ちなみに判決文は郵送で届くのだが、被告への到達確認が取れてから私へ発送されるらしい。
これは先に納めている切手(裁判費用の一部)の余りを判決文に同封して発送するという理由からだそうだ。
なので判決当日には絶対届かないし、3日後に届くという保証もない。
じゃぁどうすればいいのか?
電話をすれば教えてくれるんですって!
だが詳細までは伝えきれないので、判決文を取りに行くという方法もあるらしい。
ただその場合も即日取りに行ったのでは返却する切手の金額が確定してないので、切手は一緒に渡せないと言われた。
まぁ・・・結果と確定金額を取りあえず知りたいので、そこだけ電話で問い合わせるとしよう。
判決が出てもそれが最後とは限らないんだしね(2週間以内に控訴の手続きが取れる為)。。。
たぶん判決が出れば被告は控訴しないと思うんだけど・・・・これは私の願望だなw
そして出来れば、私も控訴する結果になって欲しくないね。
もう立証できるものなんてそんなに残ってないだろうし・・・。
判決>控訴無し>損害金額の入金
これらが全てスムーズに、しかも入金が一括払いだったとして、私に安息の時が訪れるのは7月かな。
いやはやなんとも・・・色んな意味において勉強させられるわ。
では次回は5月の終わりあたりにご報告できると思います!
つづく・・・・・。
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