W子が行く！ 運命の出会い 後編

W子が行く！前編をまだお読みでないお方は、是非そちらをご覧になってからもう一度お越しください。

既にほとんどのネタが某ブログによってバレているのであるが、こちらも負けずに書かせていただこう！

全く違う視点というのは本当に面白い。
会社で某ブログを読んでいて、肩が震えるほど笑ってしまった・・・。

まぁ某ブログとは当事者Kさんのトコロなんですが、末尾に書いてある通り、本当にいろんなことがありまして、書ききれないほどなんです。

なのでいつも長編でもオッケー！な私ですが、珍しく分けて書いていきたいと思います。

必見です！

日程が決まってからも、人数変更や時間変更。さらには土壇場で店変更などもあり幹事としてはタスケテー！な状態でしたが、ようやく宴会当日までこぎつけることができた。

それもこれも、全部「座敷＆堀コタツ」が却下なW子さんの生態のせい・・・。

リラックスしすぎる場所だと、W子さんは誰が見ていようと、どんなときであろうと、寝る！靴下を脱ぐ！セクハラに拍車がかかる！という状態になるんだそうです。

そんなW子さんのせいで店の予約は
私：「個室じゃなくてもいいからテーブルと椅子がある席にしてもらえませんか！？」
店員：「は？」
という奇妙な会話が交わされてた・・・。

当日、いつになく仕事が暇だった私は・・・万が一誰もが本領を発揮できなかったときのためにある作戦を考えていた。

ベタすぎるものではあるが、厚紙を切り、プリントアウトした紙を貼りつけカードを作った。

第一弾：座席表
「お見合い風」「入り乱れ型」「W子さんを男が取り囲む」

第２弾：運試し
出てきた料理を「全員が食べられる」「W子さんだけ食べられない」「サイコロで１が出た人だけ食べられない」

第３弾：暇つぶし
グリコのサイコロキャラメルを持参し「1～6までの数字」と、「出た目に書いてあることにしたがって話を進めなければいけない」リスト

ぶっちゃけ横領である。


そんな下準備をしながらいつものお昼休み、今日の主役のW子さんの様子はご機嫌。
おもむろに鞄から何かを取り出した。
それは西部劇の酒場で男が取り出したり、雪山遭難救助犬とかが首につけた樽の中に仕込んでいたりする

ステンレス製携帯用瓶型酒入れ（スキットルと言ったりするらしい）
←こーゆうの

いつもの如く怪しい憧れを抱いているW子さんの宝物の一つで、一度でいいからクイっとあれで一杯ひっかけたかったそうだ。
その代物はVISAカードでなんと870ポイントもするらしく、他にもイイモノがあるにもかかわらず、わざわざそのスキットルを目指して健気にポイントを貯め、ゲットした一品だそうだ・・・。

「ワンカップ買ってこようかな～」

ルンルンとしゃべっているW子さんの気持ちを代弁すると、緊張して本領発揮できなかったらイヤなので、ワンカップを購入し、スキットルへそれを移し、待ち合わせ前にひっかけておこうかという企て。

もう・・・好きにしてくれ・・・。




時間はあっという間に進み勤務後の更衣室。
W子さんの着替えをじっとみつめる同僚Aと私。
いつもならベージュかエンジの下着しかつけない（同僚A談）W子さんが、なんとピンクのレース下着を着ている！？（しかも上下セット・・・ぽい？）

な　に　を　期　待　し　て　い　る　ん　だ　っ　！　？

W子さんの衣装は既に一度妹から却下されており、無難にタートルネックの真っ赤なニットとベロアのパンツ。
だが足元はどれだけ全員に反対されても「かわいい！」と言い張って履いてきた「豹柄のルームシューズ（にしかみえない）」。
案の定、最後にはKさんにこっぴどくダメ出しくらってましたねｗ


待ち合わせまではまだまだたっぷり時間があった私たちは、会社から３０分ほどかけて徒歩で開催地へと歩き出した。
途中で何度か入るKさんからのメール。

「現在プレゼントをラッピング中です！」
「店の場所確認したので、待ち合わせ場所の変更をしましょう！」などなど。

タワレコで時間をつぶし、ようやく待ち合わせ時間の19：00、指定された場所を目指し「黒いニット帽」を被った細身の姿を探す。

すると５メートルも離れていない場所にそれらしき影を発見！

私が問いかけるように頭を下げると、向こうもそれに応える。

Kさんだ！

思ったよりもアッサリ見つかってほっとしたのもつかの間、一緒にいるKさんの連れがこれまたウサンクサイ端整な顔立ちに鼻ピアスという若さムンムンの出で立ち！

私はW子さんたちに「彼らがそうです」と告げるとW子さんは３秒ほど口をあけて、Kさんたちを凝視していた。
あまりの若さに引いているのかと思っていたのだが、店に入った後そうではないことが判明。

「私が若い頃に開催されたどのコンパよりも、男前揃いでびっくりしてたのさ！」

ちょｗｗｗｗｗ宴会からコンパに変更されてるしｗｗｗｗｗｗ


店に入り、飲み物を注文し、お互いの自己紹介もないまま乾杯をした直後、W子さんのマシンガントークがいきなり炸裂する。

おいおい・・・・初対面は緊張しておとなしくなるからって言ってなかったか・・・？

このW子さんの予想外の出だしに、私は杞憂して用意してきたネタカードを出しそびれていた。
一応その後第一弾と第二弾のカードは出したのだが、周りからはそれを誉める言葉はなく「横領」だの「仕事しろよ」だの罵声を浴びて、ついに第３弾のカードは姿を見せることはなかった。

そしてマシンガントークをし続けるW子さんに、なんとKさんが仕込んできたプレゼントが手渡された。
しかも気合の入ったラッピング！（でも中身透けて見えてたねｗ）

事前情報では「宴会部長」と書かれているはずのタスキを見ると、そこには「今夜はシンデレラ」とピンクで書かれた文字が！

一同爆笑の後、さらにもう一つプレゼントがあることが告げられ袋の底を探ると「燃える下心」と書かれた赤いリボンが入っていた。

「初対面のプレゼントとしてコレはどうだ？」と杞憂していたKさんに私は「絶対喜ぶから！」と言っていた言葉どおり、W子さんは「男の人からのプレゼントなんて・・・何年ぶりだ・・・」と言いながら嬉々として自らタスキとリボンを付け出した！

どうやら「シンデレラ」の文字がひどく気に入ったらしい。

「どう！？似合う？私今夜はシンデレラ！！」

そう周りに振りまいて、トイレを行くとき意外はそれを手放さなかった。
トイレから戻ってきてもすかさず「私のタスキ！」といって首にかける。

あんた・・・最高だよ！！

さっきも言いましたが、個室ではありませんよ？
月曜日だというのに店は満員ですよ？

タスキを肩からかけ、皆に写真撮影会をねだるW子さんに応えるべく何枚かの写真を収めてまいりました。
W子さんはどんなに怒っていても、カメラを向けて「はい、W子さんイイ顔してねー＾＾」というと、満面の笑みでそれに応えてくれる。
芸能人並みのカメラの前でKさんと撮影会を終えたW子さんは、もう天にも昇る気持ちだったに違いない。

KさんはW子さんを見て楽しむ予定だったのだろうが、それは甘いね！
Kさんの友人たちはW子さんとKさんを引っ付けようと必死になってたかもしれないけど、こっちはこっちで同僚ABのトラップがふんだんに仕掛けられていたんだ！
ことあるごとに二人をひっつける企みが進行される。

W子さんが壊れだしたのはこの辺りから・・・。
あまりにも私たちが囃し立ててひっつけようとする姿に憤ったW子さんが頬を染めながら（当然ビールでだけど）

「んもう！あんまり周りでそんなん言わんといてぇや！！・・・・まだ早いって！」

ェ？早いってなんですか？もうちょっと後ならイインデスカ？


最初は年下すぎるしー・・・なんて言ってたW子さんもすっかりその気になり、私たちに突っ込みどころをバンバン与える。

「意外と・・・年離れてても話合うもんやな！？」

を？アピール始まってきた？


「私今まではｘｘさん一途やってんけど・・・・」

けど・・・なんだ！？今は違うとでも言いたいのか！？その気になるのはえーよｗｗｗ（ちなみにｘｘさんとは妻子持ちの同僚で最近一番名前が出ていたイケメン？）


あげくの果てには

「にゃんさんの振袖・・・借りればよかったかな・・・」

ちょｗｗｗｗｗｗｗ本気ですかｗｗｗｗｗっうぇｗｗｗｗｗｗｗ

※W子さんの面白トークに関してはKさんのほうのブログで語られているので、こちらでは補足程度にしておきます。これでもごくごく一部なんですよお奥さん。


まだ飲み足りない、もっとこの人たちとコンパを！とせがむW子さんのために、二次会のカラオケを１時間だけ行くことにしたんですが・・・。

多分私はもう二度とW子さんとカラオケ行きませんねｗ

Kさんのブログで語られた以上に、靴下こそ脱いでないものの、その足で私の太腿を何度もつつき（翌日わざと嫌がらせのためだけにやったと本人が吐きました、理由はワカリマセン）、クレイジーケンバンドの歌で「俺の話を聞け！」と言っては目の前に人差し指を突き刺す。何度注意しても直りませんね。
途中で指をへし折ってやろうと思って握ったんだけど、動物的本能で察知したのか逃げられてしまいましたねアハハハ。
油断したときに捕まれた二の腕が今でもジンジンしてますバカヤロウ。

７人で入ったカラオケBOXの１時間なんてあっという間。
まだまだ歌い足りなさそうな人たちを尻目に、延長する気などさらさらなかった私はすかさず「１時間たったので帰りますよ！」と言い放ち店を出る。

時間は23：55。シンデレラタイムも終わるしちょうどいいじゃんねー？なんて冗談を言う暇もなく、各自明日の仕事のために終電チェック！
同僚Bはタクシーで１メーターの距離に住んでいるので、即効逃げた。
同僚Aは社会人たるもの自分の乗る電車の終電時間は頭に常に入っているわよオホホホと言って余裕。
私は正確な終電時間はわからなかったが、たぶんまだイケルと踏んでいた。
問題は駅までの道がわからないのだ！
仕方なく駅までダラダラと皆と歩き、自分の乗る電車の表示看板が見えたところで戦線離脱！

「皆でうちの家に来る～？」

「なんやったらこのまま朝まで遊ぶ～？」

そういい続けるW子さんを、えぇい！帰れなくなったついでにお持ち帰りするなりされるならソレはソレで！と思ってたし、未だコートの下にはシンデレラのタスキをかけたＷ子さんをを男性陣に預け、その場を後にした・・・。

その後の彼らの消息は定かではない。


勇気ある宴会合コンに果敢にも挑戦してくださった男性諸君本当にありがとう！
特に実物に会って度重なるお触りを受けてもなお、嫌がらずに次の花見宴会へつなげてもいいかもと思ってくれたitukaさん！
君の勇気には一同感動した！
次回は是非お座敷コンパをW子嬢と二人っきりで楽しんでくれ！！

どうぞお幸せに