笑来美餅

数え切れないほどの私の大好物の中に「わらびもち」がある


子供の頃からこの　ツルッ　ぷるんっ　もちぃー　っとした食感

僅かに塩分を帯び　口中の水分を奪われ　むせかえるほどの　あまーいきな粉　

これを冷蔵庫できりりと冷やすと　夏の子供のおやつとしては最高である


スーパーで時折６０円くらいに安売りされている　漂白剤の味がするようなのももちろん愛している


どれくらい愛しているのかというと


腹一杯のわらび餅がどうしても食べたくて　友人宅で粉から作ることにしたが

冷蔵庫で冷やすまでもなくあっというまに固まっていくわらびもちに

混ぜるようにつっこんでいたアルミの　オタマ　の首が　くにょり　と曲がったくらい



説明になってませんな


曲がったオタマはなんとか　いびつ　ながらも元通りにできたのだが

この後　スプーン　も同様に曲げてしまい　元に戻らなかった


友人母に　スプーン曲げ　をしたら曲がったんだと　嘘をついてごまかした


ごまかせたかどうかは知らん


そんな私が１０年以上前にであったのが・・・・

とあるお店の表で　試食　をしていた　WARABIMOCHI


そんなに食え食えと勧めたら　買う必要もないくらい腹がふくれるぞ

というくらいの量を　食わされた（実際膨れた）


でもこれが私の　わらびもち人生（？）　を左右するほど衝撃的にうまかったのである



今でこそ　本格派わらびもち　として高級なものが売られているが

十数年前はそんなになかったもんだ


当時にしてはかなり高額な（今でも高いと思うが）　そのわらびもちを

試食で腹一杯になったにもかかわらず　私は買ってしまった


それでは華のない写真なので　文章で引っ張りましたが　そろそろ披露しますね（笑）


会社帰りに通る百貨店で　実演販売しておりました


店の名前は　芭蕉堂


私が知っているのは　芭蕉庵　だったもんですから　違う店かと思って確認したら一緒だそうで　即買いを決意


大きさがわかりにくいが　結構でかい



実際その場で　切り立てのわらびもちを　黒豆きな粉にまぶして詰めてくれました


いつの頃からか

「笑来美餅－わらびもち－」と呼んでるっぽいですな


では邪魔なパッケージを取り払いましょう




マーベラッスッ


一口がかなり大ぶりなんですが

この店のわらびもちのナニがうまいって

その味！


きな粉はほとんど甘くなく　素材そのままです

わらびもちにしっかり風味があるので　頼りなく感じることはありません

羽二重餅のような柔らかさに　しっとりとしたもっちり感

どれを取っても言うことなし

これで￥1050しますが　高いととるか　安いととるかはアナタ次第


お店でも扱ってなかった　黒ごま（小箱￥630）　が新登場したので買ってみたけど・・・ざんねんっ


黒蜜を上からかけるバージョンも今回試してみたけど・・・おしいっ


やっぱりノーマル＆シンプルな　きな粉だけ　が一番美味しかったですにゃー


大阪にしか店舗がなく　しかも数少ない＆都会にしかないので　人混みが嫌いな相棒は　食べたことがありませんでした


ずっと食べさせてあげたいと思っていたので　嬉しかったですにゃ


関西圏にお住まいで和菓子好きな人には　お店で食べるのをお薦めしますよ！


店舗では　￥1000　で　ところてんのような大きさの一本の　わらびもち　と

3種類ほどの味（抹茶・黒蜜・きな粉？）に加えて　お茶もついてきます


しかも


今時珍しい　石臼　を使って　自分できな粉を作ることができます！

1卓ずつに小振りの石臼が1個置いてあり　黒豆を上から少しいれては　挽きます

すると石臼の隙間から　粉砕されたきな粉　がサラサラと出てくるので

それを小さな箒でお皿に受けて貯めます


できたての味は格別なものでございますよ

その様子や詳細は　コチラ　でどうぞ＾－＾


なんだ・・・宣伝費用もらってるみたいに誉めちゃったな