W子が行く！姉妹編

W子さんは故郷から出てきた妹との二人暮しをしています。

毎日一緒に暮らしているのに、「ちょっと今晩飲みませんか？」「いいですねぇ」などという会話が交わされ晩酌が始まります。
休日には「今日は外で一杯どうでしょう？」「いいですねぇ」とわざわざ電車で外食をしにいったりすることもよくある話。

今日はそんなＷ子さんの姉妹のお話

Ｗ子さんの酒癖の悪さには妹も流石に御立腹になることもよくあるようで、夏頃には毎日のように「昨日また妹に怒られた・・・」と言ってました。

「なんで怒られたん？」と聞いてみると、

「パンツをね・・・・」と意味深な言葉を発するじゃありませんか。

更に突っ込んでみたところ、どうやらいつものごとく泥酔状態で帰宅したＷ子さんが風呂からあがった後（つーかここでまずヤバイ）、暑くて履くのがめんどくさいという理由でノーパンで寝たらしいんですね。

※余談ではあるがＷ子さんは夏場ワンピース型のハワイの民族衣装（ムームー）のようなものを寝巻きにしている。
本人は思わずアッパッパー（昔おばあちゃんがこういう呼び方をしていた）と言ってしまい、私は「何歳よ！？何年ぶりに聞いたんやろｗ」と突っ込んだんだが、他の同僚にポカーンとした顔で「ナニソレ？」と言われてしまい、Ｗ子さんともどもジェネレーションギャップに凹んだ一幕があったことは記憶に新しい。

そして何度起こしても起きないＷ子さんに呆れながらも、妹はＷ子さんにパンツを履かせたそうなんですよ！

「うは、妹よ・・・。　もうそんな姉は放っておこうよ・・・。」と一同口を揃えて申しました。

ところが妹には流石に放置できない理由があったんですねぃ。

Ｗ子さんのベッドのすぐ横は、マンションの通路側の窓があるそうなんですよ。そこにワンピースの寝巻きにノーパンで寝相が悪いとくりゃ・・・言いたいことはわかるね？

どうやら外から丸見え状態だったらしいんですよ、えぇ　ピーッ！がです。

姉妹二人暮しの家で姉のピーッ！が外から見えたらさすがの私でもパンツを履かせることでしょう。

 

それにしてもこの姉妹はホントに仲がいい。

妹の気持ちは定かではないが、Ｗ子さんにとってこの妹は至上の存在なのかもしれないと思えるエピソードが一つある。

妹には付き合っている彼氏がいるのだが、もし結婚するようなことがあれば、一緒についていくというのだ。

「ホントは一緒に住みたいんだけど、さすがにそれは私でも遠慮するっつーかぁ～。まぁでも隣の家か、歩いてすぐの距離にはぜったい引っ越すよ」と真顔で言うのである。

それがどんな田舎や僻地でも厭わないらしい（逆に東京って言われたらチョット考えると言ってた）。

昔２人で飲んでいるときにその話をしたら、妹は「うんうん」って言ってたのに、最近では「そんな話してたっけー？」ととぼけられているようなのだが、妹の結婚もそう遠くないような気がするよね！

 

さて次回は、「Ｗ子が行く！バイト編」をお送りしたいと思います。乞うご期待！