ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ！静粛に！

久しぶりにやってまいりましたこの「お家が大変だー」カテゴリー！
リアル棲家のゴタゴタに巻き込まれ１年近くたちました。
ようやく終わりが見えそうな予感です。

いつものことながら楽しいばかりの話ではないし長いので、興味のない人はスルーでお願いします。

５月の終わり頃、裁判所より前回同様「特別送達」にて封書が届きました。

内容は、我が家のアパートに関して起こされている裁判３つを一つの裁判としてまとめるというもの。
※
①地主ｖｓ家主
②地主ｖｓ住民１名（先になぜか地主に名前がばれてしまった人、現在居住されてるかどうかは不明）
③地主ｖｓ住民１０名（私はこの中の一人です）

よって、今までの①で行われてきた裁判の内容（訴状・陳述書など）のコピーが、次回公判への呼び出し状とともに添えられておりました。
それに従い、今回も裁判所へ出廷してきましたよ
む・・・やっぱり来てるのは家主のほかには私だけだ・・・。

今回の裁判は以前行われた会議室のような場所ではなく、TVとかで見かけるキチンとした（？）法廷でした。

黒：裁判長
黄色：書記（？）
赤：原告（地主側代理人弁護士二人）
緑：被告（家主、私）
青：証言台

こんな感じです。

被告人席に座りながら、傍聴者の気分でした。
地主側の証人として地主の嫁が出廷してたわけですが、やけに「だと・・・思います」という発言が多かった。
敢えて私は質問も突っ込みもしなかったが、これはもしかすると・・・？と思わせるくらい歯切れの悪いものではあった。

だがしかーーーし！
家主の陳述が始まるや否や私の考えは180度変わったというか最初の印象に戻った。
おっさん・・・全てを「わかりません」でやり過ごそうとしてるのな・・・。
どれくらい中身がなかったかというと、証人（地主の妻）、地主側代理人弁護士や裁判官の発言はメモってあるのに、気づいたら家主の発言に関するメモは一切とっていなかったからｗ
こりゃ負けるべ・・・。

そして今回ギャップを感じていた溝が埋まりました。
何かというと「権利」と「義務」です。
出廷したものの、ほとんど何も発言することがなかった私は、「閉廷します」と告げた裁判官の言葉に思わず「えぇ！？もう終わりですか！？」と言った。
これは決して証言台に立ってみたい！という意味ではないんだよ？ホントダヨ？
ただまぁ・・・誰からも何も聞かれることなく終わりってさー、出廷する意味あんの？って思ったんだよ。

そこで相変わらずバカで無知で「呼び出されたから来たんですが・・・」という風体を丸出しにしながら、「私来なくてもよかったっぽいですね」と言うと、裁判長はおっしゃった。
「中立的な立場で発言させていただくと、裁判所が呼出状を出した理由は、“あなたには裁判を受けることができる権利があるんですよ”という意味なんですね。だからその権利を奪うことはコチラにはできないわけでして・・・、こなくていいなんてことはコチラからあなたには言えないんですよ。もう一つ付け加えるならば、裁判所に出廷するということは、原告と争うか和解する姿勢があるという意思にもとられますので、全ての決定に従いますという判断を最初からしている人は出廷してきません。他の住人の方がそうですね。」



目からウロコが落ちる思いでした。
被告に仕立て上げられ、気持ちは被害者な私は、すっかりこの呼出状に応える義務があるんだと思っていた。
出廷しないことで不利益をこうむるならば、出廷するしか選択肢はない！くらいの気持ちで。
今回３つの裁判が１つにまとめられたので余計明確になったが、たとえ今までのように別個の裁判であっても、「①地主ｖｓ家主」で家主が敗訴した場合、「②と③の地主ｖｓ住民」がどういう手段で抗ったとしても勝訴することは難しいらしい。
ということはですよ？今回１つにまとめられたことによって、更に家主と住民が一蓮托生状態になったわけで・・・。
一つの船に乗ってるようなもんですね。舵を取っている家主が操作を誤れば、乗船している私も沈むと。
なんだ・・・出来ること（裁判に出廷することすら）ないじゃない・・・。
無駄な時間を過ごしてきたんだなーと少し思ったけど、私の信条に置いて断言しよう。

「無駄なことなどなかった！いい勉強になったし滅多に見れない法廷が見れたし、被告席にも座った！」

マ、自慢できることじゃないかもしれんが、ホントにそう思うよ。ウン。


そして裁判が終って今まで目線すら合わせていなかった家主が声をかけてきた。
「ご迷惑をかけてすいません」と。

おせーよ！と思ったがそこは大人な私、冷静に「負けますね、この裁判＾＾」と言ってやった。
家主は驚きを隠さなかったが、もう私の頭の中は先の話で一杯になっていた。
確認しておきたいことは二つ！
１．家主敗訴したときは控訴をするのか？
２．勝訴、敗訴、控訴の有無にかかわらず、出て行くとしたときの金銭問題

まずは１だ！ストレートに聞いたところ、「控訴してももう仕方なさそうやしねぇ・・・」という言葉を引き出すことに成功した。
はい、ミッションを１つクリヤー！
ただ最終的な判決を聞いてみないことには断言はできないとは言っていた。まぁ、わからんでもない。

そして問題の２だが、こちらの現状を訴え、他の既に退去してしまった住人のことも引き合いに出し、探りを入れたところ、「迷惑をかけているのはこっちやから・・・」と退去時の精算金については請求しないと言わしめた。
タヌキじじいの口約束なんて全くもって信用ならないが、詳細については判決が出た後にまた会って話をしたいと向こうから言い出してきたので、今はそこから先の交渉はしなかった。
とりあえず、ミッションオールクリヤー！

この二つのミッションは私の中で割りと大きな意味を持っていたので、傍から見れば随分ボーっとした会話に見えたかもしれないが、実はかなり神経を使っていた。
言葉選びや話す順序を間違えたりすることで結果が変わりかねないからね。

慰謝料的なものを請求することはなるべく頭におかないようにしているし、取れるもんでもないと思っているが、金が必要になってくるのは事実だし、無条件で入居のときに支払った敷金が満額戻ってくるくらいのところまでは頑張ってみたいと思う。
こちらも弱み（部屋に住んでいる私以外の生き物のことなどｗ）があるので、最悪敷引が戻ってくればいいかな？って気持ちもあるんですけどねｗ
（地域によっては馴染みがない制度かもしれませんが、一応説明しておくと「敷金」＝入居時に支払う保証金のようなもの。「敷引」＝退去時に敷金の中から返ってくるお金。居住人が原因による経年変化以上の家屋の傷みに対する補修費や、賃料未払いのときの補填に使われたりすることもある）

そして肝心の判決の日時ですが・・・８／２９　１３：２５です！
この日は出廷しなくていいそうです。封書にて連絡がきます。
もちろんどちらが負けるにしても控訴すれば結審は伸びますが。

ま、支払い命令の内容はどうなるかわからんが、私は100％家主が負けて、立ち退かなければいけないという判決は下されると思っております。
やはり判決が近付き、色んなことが形として見えてくると若干ほっとしますね。
慣れない場所で慣れないコトをしていたので、よほど神経を疲労させていたのでしょう。この私が夜8時頃リネにＩＮしたのに寝落ちしましたよｗ

次回このカテゴリーが登場するのは８／２９以降になりますね。
その後談で家主との話し合いが登場するかもしれませんが、この２回を持って終わりにしたいもんですよ！
ご心配いただいている皆々様、いつもありがとうございます。
勝訴！の紙をかかげて裁判所から出てくる夢は叶いそうにありませんが、引き続き結果オーライ！になるように頑張っていく所存でございます！応援よろしく！！ ・・・つづく