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2/3と言えば節分!(さんぶんのにではない)
私が住む地区には昔から珍しい習慣があります。
バレンタインデーがチョコレートメーカーの陰謀なれば、節分は海苔屋の陰謀で「恵方巻き」というものがございます。
最近ではこの陰謀がちゃくちゃくと全国にも知れ渡ることとなり、ご存知の方も多いのではないのでしょうか?
それでもまだご存知ない方に少しばかりの説明をば。
この「恵方巻き」というものは、お寿司の太巻き(上巻きだろうが、普通だろうが、アナゴが入っていようがなんでもこいのあたりは流石関西と申しましょうか)を、その歳の恵方(誰が考えているのか未だに知らないのですが吉方とされる方向)に向かって、願い事を心の中で唱えながら、食べるというもの。
ちなみに今年は北北西でした。
しかしこれには魔のルールがありまして・・・
それは・・・
1本丸々食べ終わるまでは何人たりともしゃべってはならず!
というものでございます。
子供にとってはあの1本の太巻きは途方もなくデカく感じ、食べるだけでも四苦八苦しているのにもかかわらず、先に食べ終わった大人たちが、必死にあの手この手で食べている人を笑わせようと大人げなくここぞとばかりにダジャレやパフォーマンスを繰り広げるという、なんとも関西らしい風習でございます。
しかし節分といえば私は昔から他にとても楽しみにしていることがあるのです。
大阪の住吉区に我孫子(あびこ)という地域がございまして、そこに「あびこ観音(通称:観音さん)」というお寺があるのですが、毎年なぜかこの節分の季節になりますと、護摩が焚かれ祝詞を読む行事が行われます。
そのあびこ観音の側に叔母(母の妹)の家があることもあり、皆でお参りしたり、夜店で買ったものを持ち寄ってワイワイやるんです。今年は母と相棒と3人だけでしたが行って参りました。
どんどんと火を焚かれている上で紙垂【※シデと読みます。神主さんがよく持っている玉串(※榊の枝など)の先に半紙を折り返した紙がついていますね?その紙の部分です。ちなみにこの二つ全体のことを大麻(おおぬさ)というそうです。】が踊るんですが、その紙垂に火の粉が飛んで焦げて穴があくんですね。それが千切れてフワ~っと飛んできた紙垂をすかさずゲットし、財布の中に入れておくと金運に恵まれるそうなんですよ(ホンマかいな)。
そしてその穴はより大きくあいてあるものがいいそうな。
※昔はそうして飛んできたものを奪い合いしたものですが、危険だということで神主さんが配ったりしていたようですが、現在ではそれも廃止されていそうです。
形ばかりのお参りをした後のお目当ては、参道から両脇にずら~っと並んだ夜店なんですねぃ。
ここの夜店は昔から割りと安価で質が高いと思っていまして(友人たちも同意)、¥100のお好み焼きがあったり、¥300の牛串の炭火焼(一応丹波牛と書いてあるがどうだろう?w)があったり、なかなかのラインナップなんですねぃ。
その中でも食べたことはないけれど、昔っからすごく気になるオジサンがいらっしゃいまして、知る人ぞ知る有名人らしいのです。
芭蕉せんべいとは、火に炙ると芭蕉扇(孫悟空の物語の中で登場したこともある)のように大きく大きく伸びて広がっていくせんべいらしいのです。
このオジサンはそれの実演販売をしてるのですが、何が有名かというと、その焼き方がなんともなまめかしいのですよw
両手で1枚の芭蕉せんべいを持ち、右へ左へ裏返しながら、まるでフラダンスを踊っているかのようにして芭蕉せんべいを大きくしていきます。
そして決してしゃべることはないものの、観客へのアピールはその怪しいまでの流し目なんです!
一度見たら忘れられないインパクトのあるオジサマでございます。(人だかりが凄くて肝心の流し目は撮れませんでした、しかもピンボケですんまへん)
初詣には行かなくとも、この節分の観音さんだけには必ずお参りするのですが、ここへ来ると必ずといっていいほど、昔から同級生に出会う確率が高いんですね。
ただそれも年々減っていき、なんだか珍しく歳をとったことを寂しく思いながら人ごみの中を歩いていたんですよ。
そして行きの道では大量注文が入って買えなかった牛串を帰りの道で買おうと立ち止まって注文したときに、「あれ?にゃんのおばちゃんやんか!」という声が!?(※何度も言うように、本当はこうは呼ばれておりませぬ)
見ると声の主は何とかれこれ7~8年は会っていない私の小学校時代からの友人ではありませんか。
私は意外と言われそうですが、本当に友達がおりません。
いあ、確かにかつては親友と呼べる友も何人かおりましたが、ある時を境として付き合いをパッタリ絶ったことがありまして(理由はまぁおいとこうや)、そのせいで今でも付き合いがある友人ってのは、ごくごくわずかなんですよね。
何年も会わなくても不思議と出会った瞬間にまるで同じ時間を共有して歳を経たような感覚に陥る、いつ出会っても昔と変わらぬ態度で笑いかけてくれる、そして何故か私が実家へ帰ったとき(それが半年に一度のことであったときでも)に変なテレパシーが出ているかのように電話をくれる、何らかの縁を感じずにはいられない、そんな彼女は私の中では大切な友人なのです。
「うわー、おばちゃん久しぶりやねぇ、それはそうとにゃん元気してる?」・・・ってぉぃ、いくら私が太ったからといって真横におるのもわからんってどういうこっちゃwwwww
この彼女の人生も伝記にすれば、かなり面白い読み物になりそうな(と言ったら少々失礼か?)ものなんです。
横には彼女の母と息子(当然どっちも知っている)もいました。
この息子が今なんと中学3年生(産まれた時も知っているのにもう15歳だってよ!)なんですが、驚くほどいい男子に成長していてとっても嬉しくなりました^^
オトコマエって意味じゃなくてね、なんつーかこう・・・今時の子にはないほどの優しさと思いやりと礼儀正しさを身に着けているのがほんの少しの会話でわかってしまったんですよねぃ。
ああいう子育てができる彼女を、私は心から尊敬しますね!
30分ほど牛串屋の前で大阪のおばちゃん丸出しの大きな声で立ち話を楽しみながら、近々に連絡することを約束し別れたのですが、なんとも久しぶりに涙が出そうな程嬉しい出会いでございました。
***おまけ***
屋台で購入したもの
・いか焼き(姿焼きじゃないほう¥200・・・いつもの店はもう品切れだったので他で購入。やっぱだめね)
・ジャンボフランク(¥300・・・別の店で¥200の売ってたのにぃ!)
・とうもろこし(¥200・・・ゆですぎだった)
・牛串(¥300・・・丹波牛かどうかは怪しかったけど、相変わらずここの店のはウマイ)
・どて煮込み(¥500・・・すじ肉とこんにゃくを味噌で煮込んだもの。あービール飲みてぇ)
・ドネルケバブサンド(¥500・・・トルコの料理。なかなかイケル)
・サーターアンダギー(¥500・・・あんまり好きじゃなかったけども、珍しく美味しいのに当たった)
・たこ焼き(¥500分・・・母がうまい店だって言うから買ったけど、めっちゃまずくて皆がっかりしてました)
屋台って楽しいね!
昔は一本食べるまでだんまりってのもやってたはずなんですが(笑)
しかし、最近の屋台ってのはバラエティに富んでおりますな~。
ドネルケバブやらサーターアンダギーやら・・・。
でも、あの雰囲気ってのはなぜか心躍るものがありますね(笑)
私が子供の頃から考えると値段は倍になっているけど、関西は多少高くても、愛想がよければ許せるね。逆に安くても無愛想だったら二度と買わないとか思っちゃうけどw
ピザ職人を思い出しました(笑)
こっちの屋台はドテ煮がメインかな、後揚げた串カツ
この揚げた串カツをドテ煮に突っ込んでもらって食べるのが
地元民の食べ方なんです…勿論ソースもキャベツもあるよ
味はあれ、味噌カツみたいな感じ?苦手だったよね(笑)
うちは逆で都市開発でみんな立ち退いてしまったんデス
うちの場所は丁度残る所だったんですけど…サミシイヨネ~
友達、知り合いとはスキー場で偶然に会う事が多いです
(最近はいってませんが^-^;大阪からだと雪山が遠いよね)
偶然会うと知らず知らずの内に話し込んじゃうんだよね~
うはー、濃いなwww でもちょっと見てみたい・。・
こっちの串かつは立ち食いで、ソースの入った缶が置いてあって、皆でそれを一緒に使う。なので「二度漬け禁止!」と張り紙がしてありますハイ。
>スキー場で知り合いに
会う会うあ・・・会わねぇって!!!
コンビニで働いてたときはちょくちょく同級生が来てたんですが、やめてからはほっとんど会わなくなったなぁ。
お母さん手作り太巻きとはやるな!しかしノーマルのやつでオネガイシマス。
地元を離れてもう10年以上になるので、あえて「会おう」という意識を持たないと、会う機会なんてホントないのよね。
周りに人がいないのは自分のせいだってわかっているので、後悔はしていないんだけども、一生もんの友達だと感じる人がいたら大事にしたほうがいいね。歳とっちゃうともうなかなか出会わないもんだしね!
またひとつ勉強になった。情報thx!
屋台マンセー!